転職を考えているんだけど、どのような企業、職業を選べばいいだろう?
業種、職種で分類される4パターンのメリット、デメリットを見ていきましょう。
転職を考える際に、どのような商品、サービスを扱っている企業に就職するか、どのような職種を選択するか悩むと思います。本投稿では今働いている業務から少しずらした職種や企業を選ぶ「軸ずらし転職 」について紹介し、メリット、デメリットを紹介します。これらを鑑みて企業や職種を選ぶ一助となればと思います。
転職の羅針盤
転職を考える際の大事にする指針として、①業種、②職種、③勤務地、④日本企業OR外資企業の4つがあります。
これら4つを簡単に説明すると、①どのような商品(製品、サービス)を扱うか、②職種はどのような職で企業に貢献するか、③勤務地は働く場所、④日本企業か外資企業かは文字通り本社の場所で決まります。
このなかで転職先を検討する際、①業種と②職種は非常に重要なキーワードです。今の仕事と同じ職種で転職するのか、違う職種で転職するのかで、キャリアのビジョンは大きく異なります。
転職の4パターン
上記①業種と②職種2つの要素のマトリックスから、転職は次の4パターンに分類されます。(A)同業種同職種、(B)異業種同職種(C)同業種異職種(D)異業種異職種です。
同じ | 業種異なる | 業種|
同じ | 職種 (A)同業種同職種 例:自動車業界(T社)の設計から、同じ自動車業界(H社)の設計に転職 | (B)異業種同職種 例:自動車業界から電機業界へ、同じ研究職として転職 |
異なる | 職種 (C)同業種異職種 例:同じ自動車業界内で、設計から生産技術に転職 | (D)異業種異職種 例:自動車業界の設計から、重工業業界の研究職に転職 |
(A)同業種同職種
即戦力として、今まで蓄積した業界の知識や実務経験をそのまま転職先で生かすことが可能です。他のパターンと比べると、最もストレスが少なく、成功する確率が高い転職パターンです。ただし、今の業務と同じところが多いため、キャリアを積みたいとなると少し物足りなく感じるかもしれません。
(B)異業種同職種
職種は変えずに異業種を経験することで、キャリアの観点からもメリットがあります。私はこのパターンで専門分野の研究開発職という職種を変えることなく、携わる製品を変えて転職をしました。専門分野の軸はそのままで、製品が変わるので、製品に対する知識は新たに勉強する必要がありますがストレスは少なかったと思います。
(C)同業種異職種
同じ業種とはいえ、職種の方向転換には間違いないので、20代~30代半ばまでにチャレンジしておきたいパターンです。同じ会社内でジョブローテーションなどの制度で他の職種に移る場合はこのパターンと同様です。社内異動制度などがある場合はこのパターンで経験を積むことを検討してみてもいいでしょう。
(D)異業種異職種
完全なるキャリアチェンジで、もっともリスクの高いパターンです。第二新卒の若い方や新しい仕事に対する思い入れがあれば、あえてこの選択をする道も良いでしょう。また、③勤務地を大事にする場合にこのパターンを選択することが多くなります。
まとめ
本投稿では転職の4パターンを紹介させて頂きました。それぞれのパターンでメリット・デメリットはありますが、選択する際は自分が何を転職の羅針盤の中で何を大事にしたいかを考えて選択するようにしましょう。
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