【書評】LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略

どのような人にお勧めか

・長寿化した人生を生きていくことに不安を感じる現役世代の人。

・年功序列、終身雇用が崩壊しつつある中で、このまま会社に依存して働くことに迷いを感じている若い世代。

要旨

人生100年時代を恩恵に変えるための方法を提案する本。将来への不安がある人への生き方のヒントになる一冊。

学んだこと・気づき

・投資とリ・クリエーション(再創造)の時間を増やす必要がある。

・柔軟性をもち、新しい知識を再習得し、新しい思考様式を模索し、新しい視点で世界を見て、力の所在の変化に対応し、時には古い友人を手放して新しい人的ネットワークを築く必要がある。生涯を通じてこのような「変身」を続ける覚悟をもつ。

・お金だけではなく、家族、友人関係、精神の健康、幸福もきわめて重要な要素となる。

・人間固有の能力は二種類挙げられる。①複雑な問題解決に関わる能力、②対人関係と状況適応の能力。

・無形資産には慎重に投資すべきである。①生産性資産、②活力資産、③変身資産。

・マルチステージの人生を生きるためには、生涯を通して若さと柔軟性、遊びと即興、未知の活動に前向きな姿勢が必要。

今後にどう活かすか

会社と個人の立場が逆転した時代においては、個人が人生戦略をもって生きていく必要があると考えさせられ、自分の人生戦略をたて、行動してく。

本の中に度々出てくる「変身」というキーワードが、長寿化した人生をいきるために重要なので、自分の考え方に凝り固まらないように広く柔軟に情報を収集し、行動に繋げていく。