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【書評】転職の思考法

転職を考えていますが、転職したらどのようなメリットがあるのかな?

Stree8

これから重要な考え方となる「転職の思考法」を読んでみると良いでしょう。

目次

どのような人にお勧めか

・転職を考えていてどのように転職エージェントを活用すればいいか分からない人

・これからの時代を生きていく上で重要になる転職について深く知りたい人。

要旨

職する際に重要な「転職の思考法」について、転職を考える主人公とコンサルタントのやりとりの中で教えてくれる本。転職が当たり前、むしろキャリアを築いていくために重要であることを学ばされる。

学んだこと・気づき

・現代は2人に1人が転職する時代に突入した。つまり「終身雇用」はすでに崩壊しているが、今なお総合職で採用され、配属はランダムで決まる。そのうえでジョブローテーションばかりさせ、結果的に、転職市場で勝負できない人々を大量に生んでいる

・必要なのは単なるうわべの「転職情報」ではなく、情報を見極める「思考の軸」です。

・転職に恐怖を感じるのは、何かを手にするからではなく、人生で初めて何かを手放すことになるからだ。しかも自分の意思で。

・必要なのは、まず、自分のマーケットバリュー(市場価値)を理解することだ。

・会社が潰れても生きていける大人と、生きていけない大人の2種類がいるとしたら、両者を分けるのは「上司を見て生きるか、マーケットを見て生きるか」。

・マーケットバリューは①技術資産、②人的資産、③業界の生産性の三つで決まる。

・キャリアは20代は専門性30代は経験40代は人的資産(人脈)が重要。

・「経験」は、どこを選ぶかというポジショニングの問題。ポジショニングは、思考法で解決できる。専門性のある人間にこそ、「貴重な経験」が回ってくる。

・「専門性」は誰でも学べば獲得可能であり、年を取るほど、差別化しづらくなる。一方で、「経験」は汎用化されにくい。マーケティングやプログラミングといった「専門性」で上り詰めるには、明らかにセンスが必要だ。

・「人的資産」は20代はたいした価値にならない。年を取り、40代以降になるときわめて重要になる。

・いくら技術資産や人的資産が高くても、そもそもの産業を間違ったら、マーケットバリューは絶対に高くならない。大事なのは、伸びている業界で働くことだ。

・サーフィンのように波をとらえ、波が消えそうになる前に、次の波に移っていく。これが一生食べていくための最強の方法論。

・選択肢を持ったうえで、対等な立場で会社と接する。選択肢を失った瞬間、仕事は窮屈になる。だから、稼ぐ力を身につけなければいけない。自信はそこからしか生まれない。

・普通のサラリーマンにとって、お金を稼ぐというのは、お金に買われるということだ。時間を差し出し、それを投資家や経営者に買ってもらっている。最も簡単な選択肢だ。だが、これからの時代は完全に逆転する可能性がある。

・嫌々ながら仕事をする人間の数は減っていく可能性が高い。好きなことを仕事にするのは、これからの時代、生存確率を高めるために必要なこと。どうしても譲れないくらい「好きなこと」など、ほとんどの人間にはないということに気づき、心から楽しめることなんて必要ないことを知る。むしろ必要なのは、心から楽しめる「状態」なんだ。

・これからの時代に強い者は個人として「ラベル」を持っている者だ。「ラベル」とは、自分だけのキャッチコピーのようなものだ。

・場所を変えれば活躍できる可能性は大いにある。ではなぜできないのか?それを阻害するのは、ほとんどが見栄か恐怖だ。選択が失敗かどうかは、あくまで事後的にしかわからない。だからこそ、失敗につながる唯一の条件は「覚悟を決めるべきときに覚悟を決められないこと」。

今後にどう活かすか

自分も転職を経て、30代で重要となる経験を積むことができたが、伸びている業界で働けているとは言えない。今後のキャリア選択、転職を考えるうえで伸びている業界、新しい分野を調査することに時間をかけていこうと思う。

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この記事を書いた人

・転職を考える人に役立つ情報を発信
・30代で転職(キャリア採用)を経験
・妻、子どもと生活する機械系エンジニア
・趣味はキャンプ、読書、プログラミング

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